2007年1月4日のアーカイブ

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Sylvie Guillem & Russell Maliphant

In ダンス on 1月 4, 2007 : chiguhagu

Sylvie Guillem & Russell Maliphant
“Push”をみました。この踊りには表現の構造が非常にシンプルに含まれております。しかしそれを記述するのは複雑な作業です。

僕が思うに、基本は ’スムーズに動く事’  と動きの断片が下の写真のように ’構成的である事’が組み合わされたとき、ダンスは非常に美しく見えます。

古典である、バレエはひたすらこれを磨き続けたものなのだが、コンテンポラリーダンスは日本語で現代舞踏であるから、とにかく、古典に対して現代なのである。そうなると、「何が現代的か」というのが、ダンスの制作者にとってまず乗り越えなければならない最も重要かつシンプルな問いです。この文章の始めに、「表現の構造が非常にシンプルに含まれて」いると書いたのは、つまり、「何が現代的か」という問いに対する答えがシンプルであるという意味で書きました。それはクリエーションする人たちが意識したかどうかはあんま分かんないけど、「現代的とは、古典の延長としての現代である」という答えを出したように僕には見えました。

もともギエムは20世紀後半、最大の天才バレリーナとしてのキャリアを持っているので、彼女が現代ダンスをやれば自ずとそうなるといえば、なるのだが、それ以上の表現、つまりポストモダン的な(モダンの後の、という意味ではなく記号的なといった)表現を入れず、現代的美学に照らし合わせた「構成」(コンポジションと言った方が良いか?)を踊りに挿入したと感じました。それは僕にとって古典の延長なのです。

下のダンスの写真が作る構成は現代的だと思うのですが、言語化までは出来ません。話が冗長になりそう。どうですか?そう思いませんか?これらの美しさは機械のメタファーが無いのです。‥‥あ、一つぐらいあったかも。

結構、ダンスを見てる感じ入るのは、特徴的な動きの構造だったり、単純な動きの集まったとき見えてくる運動の構造なのだけど、Sylvie Guillem & Russell Maliphantのダンスは「構成」をみて非常に感心しました。すごい!少し、まともな身体表現を構想する地平に立てるようになったと思いたい。

jr_sylvie_guillem_maliphant_push_handonshoulder_500.jpgjr_sylvie_guillem_maliphant_push_lift_500.jpgjr_sylvie_guillem_maliphant_push_onback_500.jpgjr_sylvie_guillem_maliphant_push_rtknee_500.jpgjr_sylvie_maliphant_guillem_backbend_500.jpgjr_sylvie_maliphant_guillem_push_shoulder_500.jpg